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アラカルトレオの杉崎です。制作活動/舞台感想のはきだめ

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」再演を観てきました

私がナルトに初めて出会ったのは、TVアニメの1話が放映されたときでした。

 

  

alacar-to-leo.hateblo.jp

 

何がきっかけで観ようと思ったかは覚えていませんが、それを観るようになってから、漫画を集めて、絵もたくさん書いて、友人とNARUTOの話をして、今の自分が構成されているとつくづく思います。

 

2015年3月、そのNARUTOが舞台化*1されました。私は観劇経験もほとんどない中、同じ趣味で盛り上がれる友人の存在と行かなければという使命感だけで挑みました。

圧倒されました。

初めて東京公演を観る直前は、観劇のときは背を席の背もたれにつけて、身動きをしないで、周りの人に迷惑をかけないように…。舞台の常識、2.5次元舞台の雰囲気、何も分からないけどとにかく自分が楽しむためにマナーを守ろうとか、そういうことを考えていました。使命感というのも、私の人生の半分以上の時間をこの作品と一緒に歩んできて、それこそ人格形成に多大なる影響を与えたNARUTOの新たな形を見届けなければとかそういうことを考えていたと思います。

正直、どーだっていい。もう、幕が開けてしまえばそんなことどうだってよかった。

目の前にサスケくんがいた。九尾を封印する巻物とかそういえばあった。人ってこんなにパワフルな動きができるのかと思った。忍者って現代の日本人が演じることができるのかと思った。ひたすら懐かしかった。同時に一瞬一瞬が新しいものとの出会いだった。

目の前にNARUTOの世界が広がっていました。

観劇した数回の初演によって、私の脳内にあるNARUTOの「漫画原作」と「アニメ」と「10年前の自分設定」と「今の自分設定」と「同人」という各層に、もう一つ新しい「ライブ・スペクタクル*2」というカテゴリが追加されました。その目まぐるしい展開にほとんど追い付くことができなくて、納得して、発見して、興奮して、でもやっぱり初演ではどこか、特大スピーカーで高画質の映像を観ているような、そんな気持ちがどこかにありました。今思うと、舞台は生きてるっていうのがよくわかってなかった、回数を観てなかったからかもしれないし、今でもよくわからないけど。

それでもやっぱり楽しかった。松岡ナルトが若くて不器用で、でも話の舞台の世界の中心として何をできるかって凄く考えてるのが伝わったから、その姿が物語のキャラクターと重なって感動した。演者一人ひとりが自分のキャラクターを愛して、会話をしていたから感動した。お話の時間軸が上手く操作されていて、内容は一部全体をまとめたものだったけれど、二部を加味した一つの物語として完結していたから納得できたしありがとうって言いたくなった。DVDで見返しても毎回発見があるくらい莫大な情報量に、観劇した生の感情を思い出すのが、圧倒されるのが楽しい。現在進行形で。

 

そして海外公演を含めた初演が去年の6月に幕を閉じてから丸々1年後の今年、2016年7月。再炎*3という形でナルステが戻ってきました。

今度は使命感なんてものはありませんでした。ただひたすら目撃者になるべく大阪まで行く、それだけ。人生初大阪、観光と言える観光は、舞台の合間に太陽の塔を見に行ったくらいです(とても大きくてよかった)。

 

しんどい。

 

正直とてもしんどかった。今打ちながら、一昨日の観劇中感じたしんどさを思い出して身体が重くなってきました。

ああ、ここまででまだ内容のことを書いていないことに気付いたのですが、これ以上続けると精神に響くので一旦締めたいと思います。ナルステは誰もが楽しめるすごい舞台である。女性も男性も俳優好きもアニメ好きも舞台好きもみんながいろんな方向で楽しんでいたのがよくわかった。その楽しみ方の一部をこれから、自分のためにまとめていきたいと思います。

以上。

*1:以下「初演」。

*2:あくまでも「ライブ・スペクタクル」である。舞台ではない

*3:「再演」。キャスト内で度々使われている表記。