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舞台感想恥ずかしいから非公開中

the Damned 2017/03/03 渋谷クアトロにてライブ見てきました

the Damned Live Shibuya Club Quattro - Tokyo, Japan

Friday March 3, 2017 - 6:00 Pm

 

ダムドのライブに行ってきました。

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ダムドとは、1976年より活動している英国パンクバンドです。現在は還暦を迎えた(迎えそうな)初期メンバーがボーカルとギターをしており、他キーボード、ベース、ドラムの計5人で活動しています。昔からメンバー入れ替えの激しいバンドですが、この組み合わせはもう10年以上続いていて、私も愛着が湧いている顔ぶれです。

 

メンバー

バニやん(デイヴ・ヴァニアン) ボーカル。最近は白塗りをほとんどしないバンパイア。お気に入りのサングラスは青みが強く、ライブ中はなかなか外してくれない。来日中は92年にちらっと外してくれたのが最後なんだとか。

船長(キャプテン・センシブル) ギター。初期(ブライアンがギターだったころ)はベースだった。ギターに転向後は曲作りの中心。今回はケツ出さなかった。ニトリのCMのメロディが気に入ったみたい。

モンティ(モンティ・オキシ・モロン) キーボード。もじゃもじゃ頭のメガネの天才。今回のライブの合言葉は「モンティオキシモロン」。船長とバニやんが連呼してた。ニューローズでいつも演奏しないでジャンプしまくってるんだけど、今回その後の、別の曲で跳ねてた…どの曲だっけ。

スチュ(スチュ・ウェスト) ハゲベース。元なんとかかんとかのバンドの人。めっちゃ好きになった。めっちゃかっこよかった。ベースいっつもよりがつがつ聴こえてきてアヘった。

ピンチ(ピンチ) ドラム。最年少(つってもたぶん50代)。ダムドに新しい風を吹かせている人(船長談)。シャツがオシャレ(菊池カメラマン情報)。

 

そのほか

菊池さん(菊池茂夫氏) 昔からダムドを撮ってたすごいカメラマンさん。3日は船長たちと一緒にプリクラ撮ってた。撮られるのはヘタっぽい(顔が金太郎飴だった)。今回のグッズに金太郎飴あったらしいんですよ、なんでやねん。

ブライアン(ブライアン・ジェイムス) 初期メンバー。ギターでバンドの核。今はラットとたまにダムドしてる。

ラット(ラット・スキャビーズ)初期メンバー。船長がいない間もデイヴとゴス期を過ごしていたり、長いことバンドにいたドラム。ミュータンツとしてたまに日本に来てるよ。

 

セトリ

Melody Lee

Generals

Disco man

I jast can't happy today

Alone Again Or

Love Song

Second Time Around

Street Of Dreams

Eloise

Stranger

Ignite

Plan 9 channel 7

Blackout

The History of the World (Part 1)

New Rose

Neat Neat Neat

 

Life Goes On

Noise Noise Noise

Smash It Up

 

Anti Pope

 

 

個人的な話ですが、2013年くらいからこのバンドにハマったので、今回が私にとって初の来日公演となりました。

私はパンカーでもなければ音楽野郎でもない、ただのオタク気質の若造なので、レポを書きます。私情に溢れたレポをね。

前置きが長くなりましたが、それではどうぞ。

 

2017年の来日では大阪、東京、横浜の3日間の日程でした。うち東京は早い段階でソールドアウト。急遽横浜公演が追加されました。

 

客層は若い女の子から仕事帰りの背広のオジさんからジジババからド派手な年齢不詳者までさまざま。カオスってこれか〜。

 

そもそも、今回ダムドがソールドアウトってなんでやって話なんですよ。実際。

去年(2016年)ダムドドキュメンタリー映画が40周年に合わせて公開されまして、それを観て再熱、もしくは新規で入った方も多かったみたい。

わかる。だって、前情報なしで映画に連れてった友人が「なんかわかんないけど、かわいかった!燃える!」と一通り曲聞いてくれたくらいですもの。

いつもは逃してしまう来日情報も、まあまあ十分に回ってたと思うし、いいタイミングだったんでしょうね。

 

ちなみに私はつべやインスタに上がってる動画、DVDなどを割とチェックしているので、雰囲気とかはなんとなくわかっています。初ライブだったけど、いつもはどんな感じがわかってる〜みたいな雰囲気出して話していきます。すみません。

んで。今回間近で見て思ったけど、バニやん(客席に降りてきてくれた)あんな熱気の中革の手袋して暑くないんかって。笑 マイクはいつも通り、トランシーバーみたいに持つデカめのでした。あんまりクルクルしてなかった気がする。狭いからかなあ。

 

曲は始終テンポ普通〜遅めだったと思います。めちゃ早いのは1曲もなかった。いつもの来日公演がどんなかわかりませんが、海外の動画と比べて丁寧にやった代わりに、船長のギターソロがほとんど無く、名物の延々ソロは、アンコールでのスマシラ(Smash it up)くらい。

それだって、延々ソロやったあとに沈黙→バニやんと見つめ合う→バニやんに「オマエが(曲始める合図)しろよ」ハハハ 船長「スマシラ!」→歌に入る というコントかましてた。好きすぎて全てを諦めた瞬間。

で、船長ソロやるときっておくちをアオアオイオアオ開けながらやっているんですが。それを生で見られたときに「あ、本物だ……」って思った(アンコールで気付くって超遅い)。

 

ラブソングプリーズコールが、以前から多いらしいのは気になってたんですけど、今回はそんなことなかった。でもやっぱラブソング、ニューローズ、ニニニがめちゃくちゃ盛り上がってましたね。室温一気に上がったよね。

 

合間のMC、日本人に配慮してわかりやすい話し方をしてくれていた気がする。特にバニやん。

船長は日本で毎度毎度「ハイ、ロボットたち」って言うけど(今回も序盤で1度言った)私は感情管理ができないばかなオタクなので、まったくその通りなんだけど、少し悲しくなった。イギリス人まじ皮肉野郎〜〜って思った。

ただライフゴーズオンの曲振りの辺りで、船長が1度シリアスな話をしていてそれが内容的にも、ライフゴーズオンの前の話としても、とても救いだった。

ダムドを知って日が浅いという引け目があるけど、その船長の言葉を聞いて、ダムドの今までの長い道のりに寄り添って彼らの音楽と共に歩んでいければいいんだ、と思うことができました。

 

曲全体を通しての感想は、1stアルバムの曲意外と少なかった! 今までの来日公演のセトリと比べても、バランス良かったな〜と思います。ずっと楽しかった。違う人が演奏してる曲をCDでは聞いているわけだけど、やっぱり今のダムドのメンバーが演奏すると、紛れも無いダムドの曲だし。うまく言えないんだけど、ずっとダムドを感じられた2時間弱でした。

私は4thが性に合ってて好きなんですよ。もちろんアルジーがいたときの輝かしいダムダムも好き。初期メンも好き。ラットのドラムもサイコーだと思ってるし、ゴス期も船長いないけどあれはあれでめっちゃくちゃカッコいい。

そんな認識だったんですよ。だったんですけどね。

エロイースめっちゃかっこよかった。

元からカッコよくて好きだったんだけど! なんか船長好きとしての立場みたいなのを勝手に作ってて、そこからエロイスという曲を見てたんです。でも生で聴いたらそんな壁が全部取っ払われてしまった。

ゴス期、ラットが「デイヴを中心として売り出そう」と言ったのはまったくもって正しい判断だった。船長がバンドの枠だとしたら、バニやんは核だ。このバンドはデイヴのバンドだ(唯一の連続したオリジナルメンバーであることも含めて)。

同じようなことをイグナイトでも思いました。朗々と歌い上げるバニやんの声が渇いて艶めいていた。

バニやんのサービス精神の旺盛さとも話は被るのですが、エロイスのあのゆったりするところで、下手の壁に左手で寄りかかって、片足に体重乗せてめっちゃアンニュイなポーズしながら歌ってたのもうカッコ良すぎて一周回ってギャクかと思った。もっとヒューヒュー言えたらよかったね!

アンコールのスマシラ曲振りのときにも“Smash it…?”つってスルーされたしちょっとああもうすごいサービス良かった!ドタキャンバニやんの話を聞いていたのでもうヨソウガイデス!すごい好きになった!

 

わたしはヒストリーオブザワールドとカーテンコールがめちゃめちゃ好きなのですが。ヒストリー、やってくれました。

最後の"part 1"の際バニたんが両手で円を描くように、地球を描くようにしていたのがとてもロマンチックでした。

それにしてもカーテンコール1度生で聴きたいなー。本国行くしか…。

 

今までの来日で「クラッシュです!」とか言ってたけど今回はクラッシュじゃないよ!とかピストルズの名前も出てきたし、アダム・アント兄貴のお名前も出てきて非常に湧きました。船長とアント兄貴の因縁が好きです。マイケル・ジャクソン風のナポレオンジャケット買って着て行こうか迷いました。あといくつかお名前出てたけど忘れたので割愛。

 

アンコールのライフゴーズオンの話に戻りますが、船長がヴォーカルするので、暇なバニたんはなんと客席上手に降りて着て、隣のおねえちゃんと握手してた。近い〜〜ダムド近いよ〜。他の曲中でも感じましたが、キャパ800人の会場の良さというか、ダムダムを身近に感じられたライブだったように思います。

 

船長とバニやんの夫婦コントは有名ですが、今回はライフゴーズオンの前と、前半の2回ほどコントしてくれました。最初それが見れたときはパン!と一気に興奮してしまってあんまり記憶にないです。笑 とりあえずすごい萌えた。

 

ーーー追記ココカラーーー

1回目のコント思い出しました。タイミングはわからないけど、ジャジャジャジャってイントロ弾いて、バニやんになんか止められてた。たぶんアレ、ハッピートーク(船長のソロ曲)だと思うんですよね〜。違うかな〜。あまりにもハピト聴きたすぎた私の勘違いかもしれません。ハピトはバニやんもライブでたまに歌ったりしてるので是非一瞬歌って欲しかったです。

ライフゴーズオンの前の船長の長話の途中、バニやんに後ろから肩叩かれてなんか言われてたからきっと「時間押してるよ」みたいなこと言われてたんだと思うけどね。

ーーー追記ココマデーーー

 

とりあえず、自分の覚え書き程度に覚えてる範囲で書き出してみました。あと細かい雰囲気はツイッター検索すればわかるぜ。今ほんとうに2017年?というコメントがたくさん溢れています。

今回見て思ったのは、生で見なきゃわかんないこといっぱいあるってこと。もっかい会いに行かなきゃいかんってこと。行かなきゃだめだ。後悔する前に。